万引きやゴミあさりをしていたギャルがたった8年で100億円企業を作り上げた話――驚異的人気を誇るヴィンテージオンラインショップ創設者の自著伝

2015. 4. 15

驚異的な人気を誇る、アメリカ発のヴィンテージ品オンラインショップ「Nasty Gal(ナスティ・ギャル)」。立ち上げたのは、学歴もない不良を自認する女の子!

いまや「Nasty Gal」といえば、アメリカの女の子の間ではカリスマ的オンラインショップ。それを立ち上げたSophia Amoruso(ソフィア・アモルーソ)自らの失敗と成功の軌跡を赤裸々に語った書籍「#GIRLBOSS 万引きやゴミあさりをしていたギャルがたった8年で100億円企業を作り上げた話」が、3月19日に刊行された。

#ガールボス(提供:株式会社 CCCメディアハウス)

提供:株式会社 CCCメディアハウス

世界最大のネットオークションのサービス・ebay(イーベイ)での古着販売をきっかけに、企業価値100億円超の会社を作り上げたソフィア・アモルーソ。しかし、ファッションの仕事を始める前の彼女は、どうしようもないほどの不良で問題を抱えた少女だった。幼少の頃は、問題行動を頻繁に起こしていたし、ハイスクール時代はうつ病でADDと診断される。両親が離婚した後は、盗みやゴミ箱あさりと、最底辺の生活に……。

そんな彼女がいかにして成功したのかーーきっかけはebayでの古着販売。ソーシャル・ネットワーキング・サービスの活用に長けていた彼女は、音楽やエンターテインメントを中心としたSNS・Myspaceをフル活用し、経費を掛けずにファンを獲得していった。自ら「誰もが見たことがない」クールなコーディネートをし、スタイルの提案をした彼女の世界観に、世界中の女性たちのみならずファッション業界全体が魅了されるようになる。

#ガールボスは、自分の人生を自分で決める人のこと。
がんばって働いて、欲しいものは
自分で手に入れる。
(本文より引用)

ビジネス書ではあるが、そのサクセスストーリーを追体験するようなワクワクがある本書。ガレージセールやスリフトショップを駆け巡り、自分にできることを精一杯する。飾らずのびのびと(でもちょっぴりアウトローに!)、アルバイトをクビになってばかりだったダメダメの女の子が、なんでも学びとして吸収していく。そんな彼女のリアルな経験談に、勇気がもらえるような感覚が得られる一冊になっている。

#GIRLBOSS 万引きやゴミあさりをしていたギャルがたった8年で100億円企業を作り上げた話

ソフィア・アモルーソ(著)、阿部寿美代(翻訳)
単行本(ソフトカバー): 272ページ
出版社:CCCメディアハウス (2015/3/19)
定価:本体1700円(税別)
ISBN-13: 978-4484151090
発売日: 2015/3/19

【目次】
#ガールボス年表
1. #ガールボスになる
2. どうやって#ガールボスになったと思う?
3. つまらぬ仕事は身を助く
4. 万引きとヒッチハイク
5. お金は足元より、銀行にある方がステキ
6. チチンプイプイ――魔術的思考の力
7. アンチ・ファッション
8. 雇い、雇われ、クビにされ
9. 会社を経営するということ
10. 何ごとにも独創性(クリエイティビティ)を
11. チャンスって何?


SOPHIA AMORUSO(ソフィア・アモルーソ)
1984年サンディエゴ生まれ。ロサンゼルスを拠点とするアパレルショップ『Nasty Gal』を2006年に創設、前CEO(最高経営責任者)、現会長。経済情報ウェブサイト『CNNマネー』の「40歳以下の起業家40人」に選ばれるなど、今、最も旬の女性起業家である。若い女性の間でカリスマ的な人気を誇り、『フォーブス』誌の「30歳未満で最も影響力が大きいファッション・リーダー30人」にも選出された。

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