Textile Exchange 「リサイクル」の新ラベルと企業向けガイドラインを設置 信頼性向上へ

2013. 10. 7

新しい環境ラベルが登場。アメリカに本部を置くNPO法人Textile Exchange(旧・Organic Exchange)が、2013年10月1日(水)に「TE再生利用・再使用ラベル(Recycled Claim Standard; RCS)」の設置を発表した。これにより、「リサイクル・ポリエステル」などの再生型繊維素材について、消費者への分かりやすさと信頼性の向上を目指す。

RCS

環境ラベルは、企業が自己宣言で行う環境主張における信頼性の保証を目的とするもの。自己宣言には信頼できない環境主張もたびたび見られてきたが、明確なガイドラインを設けたラベルは、科学的根拠に基づいた宣言であることを消費者に伝えることができる。

このラベルは、Materials Traceability Working Groupと共同で開発したもので、繊維に限らず使用が可能。素材が実際に「廃棄物」から「リサイクル」されたものか、そのサプライチェーンについての企業向けガイドラインとなっている。「廃棄物」および「リサイクル」の意味するところは、国際標準化機構(ISO)の定義(ISO 14021)に則っており、主に回収から最終製品となるまでの管理と含有率表示について指導している。独立した第三機関による製造における各段階の施設等の検査も必要とし、各段階でリサイクル素材が他の原料と別に管理されているかを実地検査する。

企業向けガイドラインおよびラベルの申し込みはTextile Exchangeのウェブサイトから申請が可能。

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