【連載】いまどき大学生のイロイロ奮闘記【全7回】

初挑戦! アクセサリーを海外営業で世界を目指せ!

A Picture of $name 渡邉 さくら 2015. 10. 11

前回、夏休みにロサンゼルスを旅行したこと書きました。観光のほかに現地で初挑戦したことがあります。それはインターン先であるアクセサリーブランド「Phuhiep(フーヒップ)」の営業活動。

知らない人に製品を説明して売り込むという経験ができたことは、とてもいい経験になりました。同時に、いかに自分の考えや段取りが甘かったかを痛感しましたが……

それでは、初! 海外営業活動の様子をご紹介します。

la-1

しっかり下準備

まずは取り扱い商品、平均価格帯、予想される年齢層の調査項目を設けて、主にインターネットで検索を。その中でも「Phuhiep」のストーリーがより伝わるお店選びに努めました。
上司と相談し、最終的には日本のファッション誌にも掲載されていた「Assembly Los Angeles(アッセンブリー・ロサンゼルス)」に決定。

実際に行ってみると、ショーウィンドー、ディスプレー、お店の雰囲気、そして商品そのものからも上品な洗練さを感じました。「ここに置かれた『Phuhiep』が見たい!」と思う、本当に素敵な雰囲気でした。

商品を紹介するためのサンプルは、お店のあるロサンゼルス・メルローズ地区の雰囲気に合うようなものを選んでいきました。また、納品方法等含む取引ポリシーについても事前に上司と読み合わせ、「想像力」をフルに働かせて、尋ねられるだろう質問とそれに対する答え準備をしました。

でも、事前にアポイントを取っていなかったため、直接カウンターでの交渉となりました。

実際に営業トーク!

おしゃれなカウンターには販売員さんがいて、お店に入る前からドキドキしていました。ですが、お店のスタッフがとても気さくに接してくれて、話を丁寧に聞いてくれたので緊張が一気にほぐれました。

実際には、端的に次の2点を伝えました。

la-6

・自分たちはエシカルアクセサリーブランドであり、生産者のベトナム人女性たちの自立をとても大事に考えていること
・ブランドを幅広く世界の人に知ってもらうために、アメリカでの取り扱い第一号店となってほしい

ですが、バイヤーさんの素敵な名刺をいただいたのみで会話終了……当然と言えば当然。その日にいただいたアドレスへ、今後の進展を期待してメールを送信しました。

お店を実際に訪れて、とてもステキなお店だと感じたこと。ぜひお取引したいと思ったことを理由とともに送信しました。その際は、長すぎない文章を心がけ、商品の画像も添付して少しでも興味を持ってもらえるように気をつけました。ですが、いまの時点で返事はありません。引き続きアプローチできればと思っています。

反省点

終わってからやっぱり、事前のアポイントは必須と痛感……

思い返すと、旅行がてらではあるけれど、せっかくアメリカに行くなら「営業をやってみよう!」と思いついてからの準備期間が少なかったです。もっと早めに、リサーチやアプローチを重ねて、お店を訪問するべきと感じました。

また営業とは少し離れますが、お店の空間作りはかなり刺激になり、今回の大きな学びになりました。

インテリアやディスプレーはどれもすてきで、いままでやったこともないけれど、そういう勉強もしたいなと思うほどでした。

「Phuhiep」のようなエシカルアクセサリーは、その製品の背景や商品コンセプトに対して賛同してくれる共感者を増やし、拡大していくことに意義があると考えています。

ふつうのアクセサリーと大きく異なる点、それは、身につける人のみならず、ベトナムに住む女性たちもが、幸せになれるという点。

今後もインターン生として持ち前の行動力を発揮し、その後に結果が伴うよう、事前にもできることを惜しみなくやること。それが今後の私の目標になりました。

この記事のキーワード

Keywords

Sponsored Link
この連載のほかの記事

Backnumber

ほかにも連載

Find More Series