選び方・塗る量・塗り方…… ナチュラル&オーガニックな日焼け止めの基本の“キ”

2017. 6. 9

紫外線は夏だけではなく、1年中降り注ぐもの。日焼け止めはもはや日々のお手入れの一部! ならばなるべく肌への負担が少ないものを選びたい……。

そこで、メイクアップアーティストであり、ナチュラル/オーガニックコスメ界きっての知恵袋である小松和子先生がナビゲート。余計なものを加えていない”ナチュラル&オーガニック”な日焼け止めを使いこなすコツを、①選び方、②塗る量、③塗り方の3つのポイントからレクチャー!

5年後、10年後の美肌のために、あらためて日焼け止めへの考え方を見直してみませんか?

小松和子(こまつ・かずこ)
メイクアップアーティスト、ナチュラルコスメプロデューサー。
現在はパーソナルサポートサロンを通じて、数十年間にわたるメイクアップとスキンケアの仕事で培った経験と知識を伝えている。

ナチュラル&オーガニックの日焼け止めの違いとは?

日焼け止めの効果を発揮する成分は大きく、紫外線吸収剤紫外線散乱剤の2つ。

ケミカルな日焼け止めは主に、紫外線吸収剤紫外線散乱剤の両方を使用することが多く、ナチュラル&オーガニックの日焼け止めは紫外線散乱剤のみで紫外線をブロックしています。

ケミカル場合、①伸びが良くて塗りやすい、②汗に強く化粧崩れがしにくい、③近所のドラッグストアでも買え、価格も安価などのメリットがあります。

しかし紫外線吸収剤は、紫外線が当たると反応し、肌の上で化学反応を起こすことで効果を発揮しています。この反応に耐えられないとき、皮膚にトラブルが起きてしまうことが……。

ナチュラル&オーガニックな日焼け止めが主に使っている、紫外線拡散剤は、化学変化を起こすのではなく、肌の上からヴェールで覆うようにして、紫外線を跳ね返すことで、日焼け防止効果を発揮。

また、シリコンなどの被膜成分が使われていないため、石けんなどで落ちやすく、お化粧をしていないときはクレンジングを使う必要もなし。肌への負担が軽い。そもそも、「余計なものが入っていない」という安心感があります。

それだけ聞くと良いことずくめのようですが、ナチュラル&オーガニックコスメにももちろんデメリットが。それは、汗に弱いため、小まめな塗り直しが必要なこと!

現状、まだまだ汗に弱いものが多いのが、ナチュラル&オーガニックの日焼け止め。とはいえ、正しい量で、正しい塗り方をしないと、ケミカルだろうとナチュラル&オーガニックだろうと、期待できるほどの効果はないんです。

日焼け止めを塗っているのに日焼けしちゃった……という体験がある方は要注意。それはそもそも、選び方・量・塗り方が適切じゃないのかも。

そこで今回は先生に、日焼け止めの基本を教えていただきました!

→Next:なにを基準に選べばいい? 選び方のコツ

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