捨てられゆく花々が教えてくれる、日常の「当たり前」に疑問を持つということ〜「SHY FLOWER PROJECT」

Photography Courtesy of SHY FLOWER PROJECT 2012. 12. 27

助けてと叫ぶ事のできないすべての花のために」 をコンセプトに、きれいに咲いたまま捨てられてしまう廃棄花を美しく再生するプロジェクト「SHY FLOWER PROJECT(シャイ・フラワー・プロジェクト)」。

Photography: Kentaro Hanamura

Photography: Kentaro Hanamura

パーティーやテレビ番組などで飾られたあと、まだきれいに咲いているにもかかわらず、すぐに捨てられてしまう大量の花があります。出番はわずかに数時間のことも。

このプロジェクトでは、廃棄される花のことを「SHY FLOWER」と呼び、会場やお花屋さんから回収。まずはドライフラワーにし、それをコサージュやリースなどにして蘇らせます。

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Photography: Kentaro Hanamura

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Photography: Kentaro Hanamura

耐久性に心配のあるドライフラワーですが、柔らかくて丈夫なプリザーブドフラワーで周りを囲んで混ぜ、耐久性を強化していますので、簡単に壊れることはありません。

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Photography: Kentaro Hanamura

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Photography: Kenji Kobayashi

プロジェクトの発起人は、広告会社サステナのコピーライター・古橋あや香さんとフラワーブランド「Pacos」のデザイナー・細貝泉さん。

実際に作品を製作する細貝さんは、プロジェクトを通じて発見したことをこのように語っています。

いままで、お花を捨てるのが当たり前だと思っていました。それが花を扱う仕事の一部。でも、このプロジェクトをやるなかで、私自身新たな発見がたくさんありました。たとえば、いままでだったら必ず捨てていた葉っぱの切れ端も、「なにかに使えないかな?」と考えたりしています。当たり前を疑う、ということができました。

古橋さんは、このプロジェクトの見据えるものについてこう言います。

私たちの活動を通じて、すべてのお花を救えるとは思っていません。このプロジェクトが世界を変えるとも思っていません。

ただ、この活動を通じて、大量の生花が捨てられるという事実を知り、「なにか自分でできることはないかな」って考えてもらえたらいい。そして、いままで当たり前に捨てていたもの、当たり前に無駄にしていたものを、ちょっと見つめ直していただけるとうれしい。

現在、コサージュ、リング、リースなどを展開。「SHY FLOWER PROJECT」のアイテムは、一般的なお花の仕入れとは異なり、そのときいただくお花を使用するのですべて一点もの。

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お花以外にも、ふだんの生活を見わたしてみると、当たり前すぎて見過ごしてきた「ムダ」があるかもしれません。それに気づいたとき、きっとまた新たな彩りが生活に生まれそうです。

「SHY FLOWER PROJECT」のアイテムは、出展の音楽フェスや「Pacos」デザイナー・細貝泉さんが出展する展示会で購入可能。出展に関する情報など最新情報は随時、Facebookページでお知らせされるそうです。

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