【連載】野菜&果物のディープなうんちく【全6回】

タンポポ摘みに出かけよう! タンポポを簡単に取り入れてデトックスする方法3つ

身近な野菜や果物も、一歩深く知ってみると、知らなかった世界が見えてくる?!

自然の力をめいっぱい生かした「スーパーオーガニック食品」を紹介する「SuperOrganic Foods」のコンシェルジュが、一つ一つの野菜・果物に愛を注いで、世界の野菜と果物の深いトリビアをお届けします。

太陽の光が少しづつ暖かさを増してくる3月。ぽかぽか春の陽気に誘われてお散歩してみると、山野草たちは一気に芽吹き、道端、野や山でいっせいに目にするようになりますね。

この時期、私たちの体も冬の間に溜め込んでいたものを外に発散させようと活発的になります。でもその勢いについていけず、お疲れになってしまうことも……。

散歩しながら見かける春の山野草、特に苦味や渋みのあるものは老廃物をデトックスする効果が高く、体の発散を手助けしてくれる存在。今回は、身近すぎるほど身近なタンポポのパワーを借りる方法をご紹介。早速お散歩に出かけてみては!

tanpopo

春の代表的な野の花・タンポポ

どこでも咲いているタンポポ。雑草のイメージが強いですが、実はかなり優秀な栄養価を誇る食用ハーブ。花、葉、茎、根の全てを食べることができ、欧米では香味野菜としてメジャーです。
 正式名を「セイヨウタンポポ」といい、もともと札幌農学校(前・北海道大学)のアメリカ人教師によりサラダ用野菜として持ち込まれたものでした。
 フランス語では「pissenlit(ピッサンリ)」。「おねしょ」という意味で、由来はその利尿作用。むくみ予防に役立ちます。

葉はサラダやスープに。韓国でもキムチやナムルに入れられています。花はジャムやワインなどのお酒になります。
 根っこは、妊婦さんや授乳中のママにも人気なノンカフェインのタンポポコーヒーに。根には、便秘の解消、食欲増進、肝疾患の改善、母乳の分泌を促進する効果もあります。

「でも、タンポポって実際にどうやって取り入れたらいいの?」次のページでは、実際にタンポポを採る方法やすぐに食卓に取り入れられる方法、そのコツをご紹介します。

→Next:コーヒー・ジャム・サラダ……タンポポレシピ&採り方・使い方のコツ

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