カンボジアの女性が紡ぐシルクの物語を全国に届けよう!【クラウドファンディング】

2013. 9. 6

読み書きができないために、職を得ることが難しいカンボジア農村部の女性たち。そんな彼女たちが織り上げるのが、最高ランクのシルクストール「メコンブルー」です。NPO法人ポレポレはカンボジアの女性の雇用創出を目的として、2013年5月より日本で初めて国内への流通支援を開始しました。

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メコンブルーで作られるスカーフ

「メコンブルー」で作られるスカーフ

「メコンブルー」が作り手にも買い手にも長く愛されるブランドになるには、双方向のコミュニケーションが必要。現時点では、お互いに情報発信する機会が圧倒的に不足しています。その解消に向けてクラウドファンディングを利用したプロジェクトを実行しています。クラウドファンディングサイト・READY FOR?を通じて目標金額である200万円に到達した際は、織り手の女性たちのライフストーリーや、工房で働くことで得た夢、製造過程などを掲載したブランドブックを約1,000冊製作します。

カンボジアの農村部では女性への教育が軽視されているため、家族の面倒や農作業を手伝うなどして、読み書きができないまま大人になる方が大勢います。そのような方々は、工場での簡単な作業であってもマニュアルを理解できないために、なかなか仕事に就くことができず、たとえ職が見つかっても低賃金で働かざるを得ない状況に陥ってしまいます。

「メコンブルー」は、首都から車で半日離れたストゥントレン州で、2000年に生産が始まりました。カンボジアの中でも最も識字率が低い州の一つで、読み書きできない女性たちに機織りトレーニングを行い雇用しています。創設者のチャンタは、難民キャンプで暮らした10年間や、多くのエイズ患者を看取った看護師としての経験などを通して、女性が自立できる社会の実現を目指すようになったと言います。

目標金額を達成した場合製作するブランドブックには、織り手の女性たちのライフストーリーや工房や優美なシルクスカーフが生み出される美しい手仕事の様子などを掲載します。ストールをお客様に発送する際に同封したり、インターネットにあまりなじみのない世代の方々にもご覧いただいたり、「メコンブルーの物語」を伝えるツールとして最大限活用していきます。

MEKONG BLUE

NPO法人ポレポレ:http://www.poreporejapan.org/
READYFOR? で「メコンブルー」を支援しよう! https://readyfor.jp/projects/MekongBlue

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