下町の温かい人のつながりの中で生まれた「ツタエノヒガサ」

2015. 7. 28

日差しの強い季節に女性をそっと守る日傘。欲しいな……と思っても、なかなか気にいる日傘が見つからない! という方もいるのでは?

それなら、大人っぽい雰囲気の「ツタエノヒガサ」の日傘はいかがでしょう?

レディース&メンズを展開するブランド「傳tutaee」は、メンズから始まったブランド。そのプロダクトレーベルの一つである「ツタエノヒガサ」も、男性も持てるような落ち着いたデザインになっており、大人っぽい印象。

この絵柄は、大正時代前後から静岡県・浜松で栄えた「注染(ちゅうせん)」という技術で染められています。その特徴は、裏表全く同じ柄に染め上がること。職人さんが1枚ずつ染料をやかんで注いで染めています。

この技法で描かれた柄と色合いを、傘を差した内側からも楽しむことができます。

tutaee-higasa-1

少しずつ柄に「揺らぎ」があり、それが手仕事ならではの優しい表情を生み出しています。

tutaee-higasa-close

もともと、浴衣のための技術だったそう。そんな日本ならではの生地を、東京の傘職人さんが一つずつ作っています。技術の結晶ですが、13,000円(税抜)からと、比較的買いやすくなっています。

昭和の紳士が持っていたようなステッキをイメージして、持ち手は竹を使ってまっすぐに。

持ち手の先には、手首を通せるストラップがついており、「忘れにくい!」というお客さまもいるとか。

大きさも通常の傘(※47cm前後)と比較して、ちょっと小ぶりな43cm。これが差したとき、大きすぎず小さすぎず、ちょうど良いバランスになっています。

→Next:デザイナー・合田さんに聞く! 下町の“つながり”が生んだ日傘の誕生秘話。

この記事のキーワード

Keywords

Sponsored Link
次はコチラの記事もいかがでしょう?

Related Posts