ファッション業界にも氷水のウェーブ! ALS 支援で話題の「ICE BUCKET CHALLENGE」とは?

2014. 8. 25

ALS(筋萎縮性側索硬化症)の支援運動として、氷水をかぶるか、100ドルを寄付するかという「ICE BUCKET CHALLENGE(アイス・バケツ・チャレンジ)」が、いま盛り上がっています。ALSという難病の原因解明に取り組む研究機関への寄付を募るために行われているチャリティムーブメントで、ALSとは、脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝達する運動ニューロンが侵される難病。まだまだ原因は明らかにされておらず、治療法もありません。

「ICE BUCKET CHALLENGE」は、指名された人は24時間以内にバケツに入った氷水をかぶるか、米・ALS協会へ100ドル(約1万円)を寄付するか、またはその両方を行うというリレー式のチャレンジ。氷水をかぶった人は次のチャレンジャーを3人指名し、指名された人は挑戦を受けてまた次のチャレンジャーを指名する……というしくみになっています。

8月半ば頃から、各界の著名人も積極的に氷水をかぶったことでこの運動は全米で大反響を呼んでいます。FacebookのCEO・Mark Zuckerbergより指名されたMicrosoft元会長Bill Gatesは、このために氷水をかぶる装置を制作し、氷水をかぶる様子を動画に公開したのも話題となりました。セレブリティを中心にさらに広がり、ついには日本にも上陸。芸能人や政治家も、ざぶりと氷水をかぶって動画を投稿しています。

IMAGE VIA: 'Explore the Tangled Web of Celebrity Ice Bucket Challenges' TIME,  2014/8/21

IMAGE VIA: ‘Explore the Tangled Web of Celebrity Ice Bucket Challenges’ TIME, 2014/8/21


その波は、日本のファッション業界にも! WWD JAPANが報じているところによると、8月20日にBarney’s Japanの上田谷真一・社長から指名を受け、Condé Nast Japanの北田淳・社長が同21日、渋谷区・東の同社前でバケツの中の氷水を頭からかぶり、ショッピングアプリを手掛けるオリガミの康井義貴社長、GQ Japan編集部員を指名。GQ Japan編集部は氷水を被った後、「kolor(カラー)」デザイナーの阿部潤一、VOGUE JAPANの渡辺三津子・編集長らを指名しています。

他にも大西洋・三越伊勢丹ホールディングス社長は8月22日に、本館3階婦人服売り場で氷水をざぶり。Samantha Thavasa Japan Limited花崎淑夫・顧問、伊藤忠ファッションシステムの川島蓉子マーケティングマネジャーなどを指名したと報じられています。

米・TIMEによると、チャリティのために氷水をかぶる「ICE BUCKET CHALLENGE」は、もともとALSとは関係なく以前から存在しており、指名された人が自由に寄付先を決められるしくみでした。しかし7月15日、ゴルフプレーヤーのクリス・ケネディ氏が友人に指名されて氷水をかぶることになり、親戚にALS患者がいたことから、米・ALS協会を選び、ALSと結びついて広まっていったといいます。

米・ALS協会は、8月13日にプレスリリースを発表。7月29日からの2週間で(日本円換算)約5.9億円の寄付が集まったそう。昨年の同時期の1.2億円を大幅に上回る。さらに増え続け、8月23日に同協会が発表したところによると、7月29日からの寄付額は約62億円まで達したと発表しています。米・ALS協会の2013年の年間収入が約2.9億円なので、年間収入もこの数週間で大きく上回っています。

お祭り騒ぎ過ぎる! 水が飲めない人もいるのに! など、さまざまな批判もありますが、これほどの金額が動いたことで、ALS治療のための研究にもお金が回りそうです。お金が全てではありませんが、ALSに対する認知度が高まり、実際に多くの人がアクションしたことは、やはりすばらしいことですね。

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