雇用を生み出すことの大切さ 〜Made in Kenyaのアクセサリーブランド「MADE」

A Picture of $name Yuri Yatsuzuka 2013. 11. 11

イギリス・ロンドンにオフィスを構え、ケニアを拠点にフェアトレードでアクセサリーの生産を行う「MADE(メイド)」。Made in Kenyaのアクセサリーブランドの経営を通して、貧窮化したコミュニティを活性化させることを目指しています。そのオフィスで、ディレクターのNeal Gershinson氏、マーケティング・PR担当のLizzie Woolnough氏、デザイン担当のFrances Carverley氏にお話を伺いました。

Neal(左)、Frances(中)、Lizzie(右)

Neal(左)、Frances(中)、Lizzie(右)

―― 「MADE」のコンセプトに至ったのはなぜでしょうか?
Neal:人々にチャンスを与えることで、コミュニティの支援がしたいと思ったんだ。ケニアには、観光客をターゲットとしたアクセサリーを作っている人たちがいたんだけれど、彼らの持つスキルを生かしてイギリスを始めとするヨーロッパのマーケットに売り出したいと考え、「MADE」の工房をナイロビに設立したんだ。

―― その後は、彼らにスキルアップのための指導なども行っているのでしょうか?
Neal:「MADE」で行っているスキル指導は、大きく分けて2つ。①技術指導、②生活するうえでの必要なスキルの指導だよ。僕にとって生産者たちは家族同然で、まるで自分の子どものように思えるんだ。銀行口座の作り方、経理、不動産投資といったことも指導するよ。「MADE」の工房ができるまで、誰一人として銀行口座を持っていなかった。朝には食事とドリンクも提供している。だって、働いてくれるみんながハッピーな気分になれば、それだけ仕事の質も上がるからね。

―― 「MADE」の工房で働く生産者のみなさんは、どういった方々がいらっしゃるのでしょうか?
Neal:年齢は10代後半〜60代と幅広く、男性が中心だね。約50名のスタッフが僕たちといっしょに働いてくれているんだ。ちなみに、このロンドンのオフィスで働いているのは6名。ディレクター、PR・マーケティング、デザイン、ロジスティクス、オンラインマネジメント、経理と、各ポジションに1名の配置で、小規模な運営をしているんだ。それぞれ職種は分かれてはいるけれど、みんなデザインにアイデアを出すこともあるし、垣根を超えて仕事をすることも多いよ。

ケニアの工房で働く方々

ケニアの工房で働く方々

―― デザインをするうえで意識していることは何ですか?
Frances:私がデザインし、工房の人たちとコミュニケーションを取りながら製作しているの。工房を訪れて生産現場を目にすることで、インスピレーションを得ることも多いわ。素材もケニア国内で生産されたローカルなものを使用しているの。例えば、「MADE」のアクセサリーの多くに使用されている真鍮は、風呂の栓やドアノブを溶かしてリサイクルしたものなのよ。バッグの素材も、食肉産業の副産物であるレザーをベジタブルタンニンでなめしたものを使用しているの。コストを念頭に置きながら、ハンドメイドであることと素材の特徴を生かすよう意識しているわ。

リサイクルされた真鍮とガラスを使用したアクセサリー(左)、食肉の副産物のレザーを使用したバッグとポーチ(右)

リサイクルされた真鍮とガラスを使用したアクセサリー(左)、食肉の副産物のレザーを使用したバッグとポーチ(右)

→Next:「MADE」の拡大戦略とは?

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