自分らしさで最高の思い出をつくる!  DIYでシンプル&オリジナルなフランス式ミニマルウェディングのススメ

A Picture of $name Mie MANABE 2015. 11. 20

フランスと日本の結婚式の違いはいろいろありますが、なんといっても一番の違いは、シンプルさの度合い。

「フランスの花嫁は、大抵一日中同じウエディングドレスを着るためお色直しがない」「フランスの結婚式には二次会、三次会がなく、同じ会場で夕方から一晩中飲んで踊って過ごす」という違いにはじまり、形式にとらわれずわいわい楽しむのがフランス流です。

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4. Décoration d’intérieur

次は、レストランまでの空き時間を過ごしてもらうためのスペースづくり。私のミシンや作業台で狭くなってしまったアパートを、みんなでシャンパンを飲む「きれいなサロン風」にすべく駆使したのが、布、布、布!

トルソーやミシンは薄手の布で覆い、作業台はちょっとシックなテーブルクロス用の布でテーブルに早変わり。

ローテーブルは、布とクッションで即席ソファーに。

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ソファーにはリネン布をベースにかぶせて、上には本棚の目隠しとお揃いの布を。

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最後に写真中央の丸テーブルを寝室に避難させて完成! 20人弱がちゃんと入るサロンっぽくなりました。

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ちなみに今回布を購入したのは、18区のメトロ「Anvers」を降りて目の前に広がる布街にある3つのお店。「société telastyl’e」(テーブルクロス購入)、「Frans shop」(リネン布購入)、「Tissu saint-pierre」(モチーフ布購入)で、3軒ともOrsel通りにあります。ホームページがないほど小さいお店ですが、質の良い布がいっぱいです! 私が買った布はどれもフランス製でしたが、お値段はほかで買うよりも良心価格。仲良くなればおまけしてくれるのも、下町っぽくて素敵なところです。

5. Restaurant

最後に、当日私たちが利用した大大好きなレストランをご紹介。ブローニュの自宅から歩いて2分の所にある「la machine à coudes」です。

実はここ、メニューもワインリストも存在せず、毎朝シェフが産地直送農家の市場に行って買ってくる材料を元にその日の料理を考えるという、メニューが完全サプライズなレストランなんです! 一年ほど前に初めて訪ねた私たちはもうメロメロ! ずいぶん前からここにすると決めていました。

食材もドリンクもすべてオーガニックというこだわりの品々は、見た目も味も本当にすばらしくて、もう家族も友だちも全員テンション上がりまくり! お店のデコレーションも最高にかわいくて、こんな所がご近所にあるなんてまさに奇跡!

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テーブルには、昔のミシン台が使われています。

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ちなみに、レストランで席札代わりにつかったのは、ネームプレートならぬネームかぼちゃ。秋になると花屋さんで売られているお飾り用のちいさいかぼちゃを使って顔と名前を彫る彫る……。ちょっと手間はかかるけど(もちろん二人で共同作業)、季節感たっぷりでみんなに喜んでもらえるうえに、1個1ユーロ以下というお手頃さ!

料理が終わった後は、レストランのオーナーさんが「もしよかったら、スペース空けますから踊ってもいいですよ」と店内でDJまでしてくれ、帰り際には結婚祝いに巨大な日本料理のレシピ本まで頂いてしまいました! まさかお店の人にこんな粋なおもてなしをしていただけるなんて(しかも異国で!)思っていなかったので、この時が一番感動したかもしれません。

さて、中古品や身近なものを使ったアイデアや素敵なブランドやお店の数々、いかがでしたか?

手づくりしたぶん費用も抑えられて、そのぶんこだわっておいしいものを食べて……少人数だから一人一人とちゃんと話せて楽しめるなど、イイこといっぱいのミニマル結婚式でした。

海外にお住いの方はもちろん、日本のみなさんもぜひぜひトライしてみてください!! きっと、素敵な思い出に残る一日になるはずです。

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