【連載】Super Organic Lifestyle with Aloha【全4回】

ハワイアンテイストでカジュアルリッチな新年会! SuperOrganicなホームパーティアイディア

A Picture of $name Trisha 2017. 1. 21

世界の食のライフスタイルトレンドを提案するSuperOrganic Foodsのアンバサダー・Trisha。

SuperOrganic®は、オーガニックな生活を定着させ、笑顔のたえない社会を作るもの。スーパーオーガニックが指す原料は、無農薬、無化学肥料、無添加、放射能に配慮し、生物多様性豊かな美しい地球に貢献します。

現在、札幌に居を構えるTrishaは、ハワイ出身のアイランドガール! アロハなスピリットたっぷりで、スーパーオーガニックの魅力を伝えます。

アロハー! SOFアンバサダーのTrisha(トリーシャ)です! みなさん、良い新年のスタートを切れたでしょうか!

日本では1月、「新年会」というのを多く開きますね。友人や職場の同僚たちといっしょに、楽しく新年を祝う ――パーティするのに、なんて良い“言い訳”なんだろう!

前回の記事でお伝えしたとおり、私の出身であるハワイでは、1月は「makahiki(マカヒキ)」という、古くから続く特別で神聖な期間に当たります。

そんな「マカヒキ」のエッセンスを新年会に取り入れるには、自宅でできるアロハスタイルのホームパーティこそ答え! みんなで好きな料理を持ち寄る「ポットラックパーティ」がオススメです。

ホームパーティーの主催者としては、ポットラックスタイルでなくても、必ずゲストに好きなもの・苦手なものを聞いておくのは大事。なるべくみんなにたくさん食べてもらいたいですもんね!

また、あなたがゲストなら、ホスト自身の好きなもの・苦手なものも忘れずに。日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、文化・宗教・健康の理由で、実は控えているもの・苦手なものがあったりする可能性は大いにあるんです。

ゲストの好みを把握したら、いよいよなにを作るか決める段。私がオススメする、新年ホームパーティに使えるハワイアン・メニューはこちら!

1. サーモンをマカデミアナッツ・ペストソースで

ハワイの人気料理、ロミロミ・サーモンは、作るのも食べるのも大好きな一皿。鮭を揉み込んで味付けしたカクテルサラダです。

スーパーで売られているサーモンの多くは養殖魚で、遺伝子組み換えの餌で育てられている場合が少なくありません。私が北海道に住んで良かったなと思うことの一つは、天然のサーモンがたっぷり食べられること。

天然のお刺し身用サーモンが手に入らないときは、切り身をソテーして、マカダミアナッツ・ペストソースと一緒に振る舞えば、一気にアロハの風が吹き込んだ一品に! フレッシュなバジルを使ってペストソースから作っても良いし、刻んだマカダミアナッツを市販のペストソースと合わせてもOK。簡単でしょ?

2. ガーリック・スキャロップ

ガーリック・シュリンプはノースショアの名物。カフクというエビ養殖場で初めて作られ、広まりました。でもエビは、サスティナビリティ・ランキングでは下位にランキングされています。

というワケで、エビの代わりにホタテ貝を! カリフォルニアの非営利水族館が行なっている海の幸の研究・調査プロジェクト「Seafood Watch」によると、ホタテはサスティナブルで、エビやその他のシーフードの代わりにオススメされているものです。

ホタテ貝はまず流水でよく洗って、エラ、ウロを外します。オリーブオイルまたはアボカドオイルで刻みにんにくと合わせてソテーするだけ。最後にバターを加えて、塩コショウで味を整えます。

3. 貝のディップ

貝を使ってもう一皿。

貝を使った料理は、ハワイではしょっちゅう食べられているんです。むしろ、自らビーチで拾ったり、ハワイの美しい青い海に潜って集めた貝を食べるのも珍しくありません。貝はシンプルに、バーベキュースタイルでグリル焼きにするのが簡単&おいしい。

グリル焼きが難しいときは、ディップを作ってはいかがでしょう? 好きな貝を茹でてクリームチーズと混ぜ合わせるだけ。貝とクリームチーズの分量は、だいたい【3:5】か【4:5】で! 

貝の茹で汁は捨てずに、ディップに足してお好みの硬さに調整。塩コショウと、オレガノなどのハーブで味を整えたら完成です。チップスや野菜スティックで召し上がれ◎

シーフードを使った料理は、その場を華やかに演出してくれて、みんなが楽しめる料理。それに、いま住んでいる北海道は、特にお魚がとれたてでおいしい! 海の幸を堪能しない理由がどこにある?!

でも、いざスーパーにお魚を買いに行くと、あるギモンが。スーパーに並んでるのは、地元のものではなく、他県ひいては外国からのものばかり……。なぜ……なぜなの……?!

古くからハワイの人々は、過度に魚を獲りすぎないよう気をつけてきました。漁に向かない天気や気候が続くときは、養魚池が大活躍。人々は養魚池から魚を獲りますが、食べられる以上の量は獲りません。

ハワイの海で釣りを楽しむ。

過剰な漁獲は、地球環境に大きな影響を与えます。生態系のバランスが、海と陸の両方で崩れてしまいます。過剰な漁獲によって、出る売れ残りや食べ残しは不適切な処理をされると、CO2をはじめとした有害なガスを排出し、地球環境にさらなるダメージを与えます。

チョコやコーヒーは、フェアトレードの動きが生まれ、過剰な労働はやめようという動きが起こっていますが、漁業にその動きはまだ限りなくナシに近い状態。フェアトレードはこうした分野にももっと広まるべき。

ハワイで行ったとある日のポットラックパーティ。

地域で獲れた魚で作った料理を持ち寄るポットラックパーティ……想像したら、すごくステキだと思わない?

友人・同僚たちとワイワイ楽しみながら、さりげなーく地域の漁師さんをサポートできる。

加えて、地域で獲れた食材を使えば、カーボンフットプリント(※製品がその一生のうちに排出する温室効果ガスをCO2に換算した数値で表示すること)も大幅に削減可能。

わざわざ声高にエコを叫ばなくても、そういうことがみんなで楽しみながらできる ――今年の新年会は、そんなエシカルなスピリットで開催して、これからの1年をお祝いしては?!

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