日本伝統の花飾り「つまみ細工」を使った極小・花ピアスに込められた、ある問いとは?

Photography Courtesy of 花つむぎプロジェクト 2016. 2. 24

大きさ、わずか直径約5mmほど。2016年2月に登場したこの小さな小さな忘れな草のピアスは、江戸時代の中頃から発展した「つまみ細工」という技法で作られています。

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「つまみ細工」は東京都指定の伝統工芸で、七五三の女の子や京都の舞妓さんが髪飾りとしてつける、色鮮やかな花の簪といえば、イメージがつきやすのでは? 作り方は、まず薄絹の「羽二重」を正方形に小さく切ります。これを摘んで折りたたみ、組み合わせて花や鳥の文様を作ります。

忘れな草のつまみ細工のピアス¥2,408(+税)

忘れな草のつまみ細工のピアス¥2,408(+税)

もともとつまみ細工は、江戸の宮中で女性たちが始めたものといわれています。正方形の小さな布があれば作れるため、折り紙文化と「もったいない」精神の合わせ技のような、非常に日本的でおもしろい技術です。

でも、使う機会は七五三か成人式。知っているのは一部の手芸好きという、若干残念な立ち位置のつまみ細工……もっと日常で楽しみたい! そんな思いから始まりました

そう話すのは、「花つむぎプロジェクト」代表の中野リョーコさん。ほかにも、つまみ細工を生かしたアクセサリーを作っています。

小さな翼ピアス(¥8,334+税)

小さな翼ピアス(¥8,334+税)

しかし、実際に生まれたきっかけは「『半分ギャグ』の遊び」だったといいます。

端切れを正方形に切り出して作るつまみ細工。正方形を切り出しながら、端切れが際限なく生まれます。その中で、ふとある疑問が中野さんの中に湧き上がったそう。

布はどこまでが「布」で、どこからがゴミなのか……?

そこで半分ギャグ、半分チャレンジの気持ちから、5~6mmの正方形という極小の端切れを使ってトライしたのが、このピアスでした。

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ピアスが生まれたいま、生まれたこの問いに対して中野さんは、次のように感じているといいます。

布はどこまでが布なのかーーいまもその挑戦は続いていますが、やはり「使える」以上はゴミではなく、資材・材料といえるのではないかと思います。
なにを「使える」とするかは「人」。手仕事の大元は「なにを『使える』と思うか」なのかもしれない、とも思います。

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大きなメッセージが詰まった小さなピアスは、現在オンラインショップ「MONO-tsumugiストア」で購入可能です。

花つむぎプロジェクト

Blog:http://ameblo.jp/zubora-kakei/

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